古くから日本と他国は近くに位置し侵略の戦いの歴史があった。１５年ほど前に遡るが、私が前世をリーディングするサイキック能力が培われ始めた時、少しアウトローな風変わりな女性スタッフを 雇いました。初めは頑固で強情な人だが勤勉さをかいましたが、徐々に別人格が顔を出し始め、周囲の女性客から反感をかう様になって来ました。ある時３０人ほどのメディテーションで神様が、「 霊界の氷が割れて流罪になった五百人の先祖霊が浮上する」と申し「人吉の土地の神様に謝って許しを乞いて来なさい」と命じました。彼女は稲荷神社の鳥居の前を通ると恐怖で体が震えて走り出すのでした。何事かと思うと自分で思い当たるらしくまた突拍子もない別人格が現れるのです。次第にエスカレートしていきとうとう彼女の中にいた初老の女性が現れたのです。老婆は九州の小島で生まれたが桶に乗り海を泳いで本土九州に渡り、鍛冶屋の息子と運良く結婚したが、仕事に埋没し時が経つのも忘れて働き、亭主が他に子供を作って幸せな家族と暮らしていたのでした。女は島流しにあった一族で、怨みをはらす為に生まれ変わり、立派な男子を産んで城のお殿様になるのが夢でした。所が鍛冶屋を任せられて仕事に夢中でスッカリ時が経ち、女は御百度参りをしてご先祖様にお詫びしてたら、狐火から火が付いてその火が川を渡り人吉城を焼いてしまったと言う、歴史に名を残した虎助火事という事件でした。所が火の元が定かではない事から許されたのです。アウトローな彼女の一族は、朝鮮半島から渡ってきて日本人に成りすまして謀反を働き、手足を切られ島流しに合った一族でした。１５年の歳月が経ち、鼠男と彼女は顔つきがそっくりで、人吉城に纏わる歴史の謀反の犠牲になった姫と火事で亡くなった子供達が浮上してきたのです。神様は、鼠男の魂の正体を暴いた上で 侵略の犠牲になった霊界を浄化し魂を救済する目的で、彼を使ったのだと解りました。日本における侵略の歴史は、魂の世界では現在にも続いているのです。１５年前に、人吉城の殿様の過去世の魂の 生まれ変わりも来ていました。老婆の恐怖心が魂の世界から全てを告白し懺悔していたのでした。 人間はこうして過去の罪を、神様の采配で浄化されるのかと悟りました。