憑依3 先祖の十字架
2020.09.30
20代後半の野球選手が紹介で北海道から訪ねて来ました。サロンのドアが開いて
その方が入ってきた途端、腕に霊が来てザワザワビリビリして震えが来ました。
彼はプロ野球選手として活躍を夢見て頑張って来た青年です。しかし、2年ほど前から手の
原因不明の病気で、2度も手術をしたが治らないと言うのです。そればかりか、言いしれない不安感で
夜も眠れず、完全に心身症で「死にたい、死のうかな」と毎日 悩み苦しんで、絶望感、喪失感、悲壮感に
思い悩まされていると言うのです。彼にヒーリングすると、胸の全体が真っ暗なトンネルのように穴が空いた
ブラックホールのようになっています。すると彼が会った事も無い曾祖父の霊が現れ、
「炭鉱で多くの仲間が土砂崩れに遭い生き埋めになった。野球が好きで仲間で野球をしていたんだ」と
涙ながらに、訴えてきたのです。祖父は、室蘭で長生きしたそうですが、炭鉱のリーダーで30数名の
仲間が生き埋めになり亡くなってしまったのです。曾祖父は亡くなって何十年も経って曾孫が野球をしている
姿を観て、霊界で生き埋めになった仲間の霊魂を救いたかったのでしょう。自分だけが生き残りさぞ辛かったのでしょう。
私が浄化すると30数名の霊魂は天国に上がり、彼は漸く解放されたのです。浄化後、北海道に帰り曾祖父のお墓参りにも
行き、彼は本来の自分を取り戻し、大好きな野球で活躍できました。2軍から1軍になり、思う存分 野球ができたそうです。
曾祖父は、生き埋めになった仲間の霊魂が成仏できずに留まっており、野球の好きな仲間を救いたい一心だったのでしょう。
漸く曾祖父も重い十字架を降ろし本物の仏に先祖になり、子孫である彼の野球選手として活躍する夢を叶えることができたのです。