成功と転落
2020.10.15
この世で、とんでもないほどの成功を収めるには
決して普通人では無い。私が財界のボス、会長に目をかけられ
多くの人の相談に乗ることになった経緯は後で話すとして、大きな舞台に上った会長でさえも
「俺は所詮、雀だからよ」とよく言って笑っていた。私も雀をじっと見つめていた時期があった
から、何を意味しているのかなぁなんて心の奥底を覗きたい気持ちになったものだ。
またある時は「最後は運だから、RayLaのやっている運をつけるしか無い」なんて、
多くの人を紹介してくれました。大成功して上り詰めてもちょっとしたことで転落する人がいる。
商売、事業なんてそんなものだとは、とても言えない。努力をし続けて、確固たる信念で事業を拡大発展させる創業者もいれば、今の時代、運だけでたまたまヒットが出て大富豪になる人もいる。
ある起業家の話だが、ヒット作に恵まれてお金が海水の如く入って来て笑いが止まらず、1月の
銀座での交際費は平均400万円以上、友人に頼まれればホイホイお金を貸して別に取り立てもしなかったらしい。そんな社長が、一夜にして80億の負債で大転落、大出世した彼の妻は親戚から総スカンに合っていたらしいが、貧乏になった途端に親戚は優しくなり一致団結、家もマンションもビルも会社も売り払っても10億の負債が残ってしまい家からは追い出され、一時は銀座で鳴らしていたのが、友人の家に行きそこで彼は律儀に背広を脱いでジャージに着替えて、日比谷公園のベンチで寝るらしい。何故? と聞くと、「朝露が美味しいんだよ」と、ある時は、以前は一日のタクシー代が15,000円平均だったのが、「1000円で電車でこんなに遠くまで行けるんだね」と感心し、荷台に大切なパソコンの入った鞄を置きっぱなしにして忘れて、気がついたら無一文、5時間かかって日比谷公園に歩いて帰って来たそうな。友人に銀座で
あれだけ大盤振る舞いして来たのに、当時の友人たちはなかなか怖がって近づいてくれなかったそうな、また勝気にも貧乏のどん底に陥った妻はスパーのレジ打ちで稼ぎ毎月何とか生活費の25万円を
稼ぎ上げて、一人息子を育てているそうな、私の神様の予言で大金が入ってくると御告げが降りて
暫くして、「あれ2000万円だった、まだ8億円の負債があるんだよ」と、次はどうやら危ない仕事に手を出したらしく、と言っても高級娼婦をホテルのVIP客に案内するドライバーだったそうな、
暫くして賢い彼の妻は、自分は何でもできると一台奮起して起業して成功したそうな、彼も人生のどさ回りを楽しんで、チャンスをまたもや掴んだそうな・・・・・プライドも何もかも捨てる覚悟があれば、人生は捨てたもんじゃないのかも知れない・・・・・と想う今日この頃でございます。