父の死
2021.08.03
2016年の初夏に神様から「父が9月に亡くなる」と御告げが来た。8月のお盆に実家に帰ると父親はまだ元気そうだった。しかしプライドの高い父親がこれから先、オムツや人の世話になって生きる姿は想像できなかった。杖代わりに荷車を押してトイレに行き、足腰が弱っていた。お盆が過ぎて東京に帰ると8月末に弟から連絡が来て、入院したと言う。医師も原因が判らず手術もできず、何かの菌が体に入ったか?異変がわからないそうだ。しかし、2週間余りの入院中に父親の魂は何度も幽体離脱して家に帰った様だ。父親が婿養子に入った時の母親の祖父母や親戚が家にいて、黄金の光で笑って自分を迎えてくれていると言う。眩しいばかりの光で凄いと話していたそうだ。父親が50代の時に一度手術して三途の川を渡りかけたことがあり、その時父は私たち姉弟が呼んでいた。義理の祖父母がまだ来るな!と言ってあの世から追い返されたと言う。父親が観た世界は綺麗なお花畑で、もうそこに行きたいと思ったそうだが、私たちの声でこの世に戻ってきたそうだ。父はたった2週間でこの世を去ったが大往生で、婿に入りこの家での勤めを果たし終えた安らかさが顔に現れていた。
また幽体離脱を何度か繰り返す最中、先祖が皆笑って幸せになっている事を垣間見たそうだ。父親が亡くなった日は、澄み切った青空で雲一つない快晴、49日も一周忌も雲一つない快晴で、父親が
喜んで天に召された事を感じた。その後、夢に現れた父は狩や鉄砲が趣味で大きな犬を飼いたがっていたが、自由なコヨーテになって飛び回り解放されていた。その後は、魂の世界で私を手伝っていると神様が教えてくれる。数回だが危機的な時に必ず、あの世から父の助っ人が来る。魂の世界でも親子や家族、夫婦の縁は特別なもの、死んでもなお心で繋がり魂と会話する事は開運、幸せな人生の第一歩になる。私は、死者と会話する能力を与えられているが、死んでもなお心で繋がり関係を深め、また和解する事で人生を変えることができる。生前はスパルタな父親が自分を認めてはくれないと思ったが、今は温かな愛情を感じる。人は死んでもなお生きている。ずっと見守っている。家族の縁は魂の縁、大切にしたいものです。きっと良い事がある。愛に守られていれば人は強くなれる。