母の痴呆から観た人間の気の強さ
2021.09.27
85歳の母が、6月から急に痴呆が始まり、7月8月に受けた2回のワクチン接種で、さらに拍車がかかってしまったと弟から連絡があり母を観てみると、人間の脳とはどういう構造なのかなぁと不思議に想う。母は子供の時、両親をなくし親族と大家族で生活をしていた。2人の最愛の息子が病気と戦争で亡くなってしまい、母の祖母は気が狂ったように、家の衰退を心配して母に働け働けと命じてきた。母は痴呆の1種で妄想に入ってしまった。毎日自分を取り囲む3人から6人位の人たちと生活している。朝2時半から3時半には起きて、目に見えない妄想の3人とおしゃべりが始まる。それは自分の生い立ちや境遇から始まり、父が亡くなって家からお金が消えてしまったことやら、自分の気質や性格、なぜ自分が間違っているか?目に見えない人たちと日々議論しあっている。母に私のことがわかるかと言う聞くとちゃんとわかっている。また年齢も父が亡くなったこともわかっている。そして、毎日の日課である仏壇にもご飯を備え、お茶も出している。早朝から畑に出て一仕事してくる。泥棒事件が母の心に深く刻まれているいるのか?親族が泥棒したところから近所の人に被害が出始めたが、それを責めると自分は正直者で正しいのだ、間違ってないことをして何が悪い、自分はやることがあって忙しく病院など死んでも入らないと言う。母は毎日目に見えない人たちと長々とおしゃべりを続けている。そのせいか60キロ近くあったと思う体重は、この2年で40キロになっている。痩せて気が立っているのか?私がヒーリングすると頭から2時間位、幼少時代からの記憶と先祖代々の念の毒素が邪気になって吹き出し、その後はチャクラも正常になり、ますます元気いっぱいである。85歳と思えないほど早足で歩き、妄想の中にいるとは言え、病院に入れると言ったら怒って逃げるように走り出した。体は想像を超えて強く、生命の気力でまだまだ長生きしそうである。ヒーリングの波動が入り活力に満ちて、その日は深夜0時過ぎに寝て朝4時から働いている。子供の時からの習性で祖母から厳しく育てられたせいなのか? 寝坊する事もなく習慣は変わらないようです。その生命力の強さに驚き、人間やることがあれば長生きできるのかもしれないと思った次第です。地方で近所に迷惑をかけることがなければ、このまま何とか妄想の世界と家で楽しく暮らしてもらいたいと願うばかりです。85歳を過ぎた高齢のお客様達も母と似た症状の人が何人かいる。泥棒騒ぎと妄想さえ無ければ家にいれるのにと、病院や施設に最後は行ってしまう。家族を家で看取る時代は遠い昔の事のようで、少し悲しくなる。