男女の出会いにも、良縁と悪縁があります。因縁と言うのは恐ろしいもので「縁切寺」があるほど 幸福を分けてしまう逃れられないカルマが横たわっています。幸せの絶頂から奈落のどん底へと落とされてしまうのも、愛と憎しみが背中合わせだからかもしれません。人の心と言うのは摩訶不思議で腹の探り合いというか?本当は心の奥底で何を考え何を求めているのか?口に出す言葉と腹の底が違うことがあるのです。私がリーディングしている魂の世界では、何度も生まれ変わりを続けた過去世の魂の記憶が、お互いを求め合って離れようとしないことがあるんです。魂の奥底から愛する人に出会ってしまうと、その人のことが忘れられず前に進めません。何百年何千年前だったら、男女も結婚するのが当たり前で、殿方も正室と側室を持ったり、男女の結婚さえも家督争いの道具や権力を培うために使われた時代があったのです。幸せな人生体験を持つ夫婦は、今世生まれ変わってもまた夫婦になる場合があります。しかし、波乱に満ちた戦国時代は男女の愛憎も凄まじいものがあったようです。魂の中に深く刻まれてしまった男女の満たされない思いが、あるいはトラウマがお互いを求めて付き合ってしまうケースがあります。現世の人間の意識よりも過去世の魂の怨念の方が強すぎて、結ばれないケースがあります。あるいは不倫や略奪愛、色情因縁を繰り返す人がいます。現世の人間がどんなに幸せになりたいと思っても、あなたの中に生きている過去世の成仏できない魂が求めている場合、魂の力に引き寄せに勝てない場合が往々にあります。幸せを求めない男女や裏切りを続けている男女など、カルマは解消されずに魂が目的を持っているので、くっついたり別れたりを繰り返します。切っても切れない男女の愛憎に周囲が振り回されてしまうことがあるんです。「別れたら良いのに」と言うのは簡単なのですが、前世の魂がそれを許さないんです。時に二重人格、多重人格のように見えても、自我がそれほど強く育っていない場合、魂の強い力には太刀打ちできないと言えるでしょう。過去世セラピーで前世の魂を癒し成仏して初めて、その苦しみから解放され運命を変えることができるでしょう。かなり厳しい戦いですが、本気で幸せを求めるのならば取組む価値はあります。磁石のように過去世の魂が引き合っている限り、現世で本当の幸せや愛を引き寄せることは不可能でしょう。多くの人たちが、前世で出会った人とまた巡り逢い家族や夫婦になっているようです。出会った時からの懐かしさや、居心地の良さが結婚の決め手になるようです。