29. 魂の告白 三郎景虎 2
2021.11.24
人の運命の根っこにあるものは、何なんだろうか?
三郎景虎の転生した魂が求めていたものは、尊い愛
あまりにも真っ直ぐな性格ゆえに、裏切りの痛手は深い
傷、トラウマになってしまったようだ。それだけに自分を
守り、他人に向けられた刃は鋭いものだった。
魂は転生し二度も自害に追い込まれ、その怨みの念の波動が
周囲を不幸、不運に陥れていた。魂は傷つき、もう二度と
再生転生しても、幸福を望まない意識に固まってしまった。
しかし、それも知った上で神様は計画的に浄化を進めた。
上杉謙信の死後に起きた御舘の乱は、現世までに続く祟りを
引き起こしていました。難病、奇病、離別、金銭トラブル
点と点で観ていると個人に起きている問題ですが、10数年間に
わたり御館の乱の子々孫々へ齎される苦難を浄化し、魂を救済して参り
ました。三郎景虎の転生した女性は、不倫関係で裏切られた
と思っていた男性が、離婚して東京に来て又ご縁が繋がりま
した。前世からの同志でした。神様が三郎景虎を最初に導い
た理由は、魂から発せられる念が因縁ある人達を、不幸に
陥れていたからだと思われます。純粋ゆえに自分は悪くな
い、正しいと言う想念が、魂の世界に陰りを落としていまし
た。運命とは不思議なもので、根幹の魂が救済された事で、
周囲もまた光が射してくるのでした。